備忘録的な何か

こんにちはこんばんはおはようございます。

個人的な重い話です。ただの思い出語りともいえるでしょう。

こんな時代だからあるようなまぁないやろというような話です。

 

友達が亡くなりました。先週の話です。

以前から入院していることも知っているしお見舞いも行ったのですが、やはりコロナ後の時期であるため友人の面会は難しいところもありました。そして、先週知らせが届きました。亡くなりましたと。

なので、彼のことを忘れないというかあぁこんなこともあったなと将来見たときにいい記憶にしたいですね。

 

①出会い

たぶん5年前くらいに某ゲームで知り合いました。グラブルなのですが。団のオフがあるということで参加したら彼がいました。その時はまぁ余り絡まなかったこともあり、基本的なことを知るぐらいでした。

 

②再開

オフ後はちょこちょこゲームのことでリプしたりしてますね。近所に住んでいるという情報はどこから仕入れたのかわかりませんが3~4年前くらいに酒がある彼の家に行く計画をしています。そこからしばらく、彼の家にお邪魔することがありました。

 

③いきつけへ

きっと彼も私が通っている店に行きたいみたいな話になり、連れていくことなりました。そしたらなんと彼も常連になりました。すごいね。ここら辺からコロナの時期になっていくんじゃないかな。

 

④コロナ

行きつけの店が開く頻度が少なくなりました。しょうがないよね。このこともあり、彼の家にも行くことはなくなってしまいました。うつすと嫌だからね。それぐらいより、常連さんのライングループに俺が加入するようになりました。そして、開いているときを彼にDMするようになりました。まだここでは彼の名前を知りません。私の名前は店でマスターより連呼されています。

 

⑤LINEグループ加入

彼もLINEグループに入ったそうです。そして、そのことから彼の名前のフルネームを完全に理解しました。しかし、我々はネットの住人です。リアルのことはまぁ目をつぶっていました。名前を知ろうが呼ぶのはHN。仕事のことは忙しい?くらいの会話です。家族や彼の友達などなど知りません。彼女もいたかさえ知りません。でもなんやかんやこの店で会う関係は続いてました。

 

⑥旅行

俺も彼もフットワークが軽い部類の人間です。なぜでしょう、知りません。4月に旅行に行くことになったことを彼に話していたところ、欠席が一人出ました。それを彼に伝えると「いいですよ、行きましょう」と来てくれることになりました。急遽ともに旅行に行くことが決まりました。ともにと言っても、行はバラバラで向こう集合というなんとも我々らしい。一泊共通の知人(ネット)に泊まり、帰りはともに帰ることとなりました。初めてともに旅行し、一晩過ごした(カラオケオール以外)という仲の良いこと。

 

⑦変化

このような関係が変化するのはまぁ俺が地元に帰るときかなと少なからず思っていました。そろそろ地元に戻ろうかなと考えていたからです。しかし予想とは違いました。

5月ごろ彼は体調を崩しました。それまで特に何も感じませんでした。もしかしたらそれ以前に体調を崩していたかもしれません。しかし俺よりも彼は店に通っていた気がします。

 

⑧入院

彼が入院をしました。コロナ後ですがまだ面会は厳しいかなと考えていると、1回面会できるチャンスがありました。少し悩みました。リアルとネットをどこまで混ぜるかと。俺はたいていの人に住所や顔を知られてるからあまり気にしない人間ですが、名前はちょっと自分の中でネックでした。知られたらわかるような人もいるという認識があったためです。そしていつものように空リプしてました。「リアルな行為(お見舞い)は躊躇する」とつぶやき彼が返信をくれました。あ、これは大丈夫なやつだなと思い「いっていいですか」と尋ねたらOKでした。行くことにしました。

 

⑨見舞い

私は彼の病気を知りませんでした。行くことをリプした後にほかの人へのリプを見て、これ思ったより悪くね?と感じました。その前は1人暮らしだから大丈夫程度だったので驚いたのを覚えてます。いろいろお見舞いの品をもって彼のところに行くと体調はもちろん悪そうでしたが、少なくとも見送りをしてくれる元気はありました。色々見せてくれたデータは最悪の1歩手前であったため、長期戦になるなと感じていました。そのことは話しませんよ、個人的な感想でしたし知識は最新ではなかったので。

 

⑩転

長期戦ということは当たりました。当たってほしくなかったんですけどね。いろいろな治療が必要な状況になっていました。そして名古屋へ移動していました。大変でしたでしょうね。名古屋はまだ面会ができないということであったため、彼にこうDMしました。「元気になったらお店でのもう」と。医学は神ではないとつぶやいたかつぶやいてないか知らないですけど私の考えです。なので、彼の様子のつぶやきをネトストのように待っていました。陰キャです。

 

⑪DM

彼のつぶやき、いいね、RTが動いてないためこれはやばいんじゃないかと思いいつものように空リプしてました。大丈夫ならなんか示してくれるはずだ、と。何も起きませんでした。その次の日、DMが来ていました。元気になったとはあまり思っていませんでしたが、なんだろうとくらいしかわからなかったため見ました。最後の知らせでした。

 

⑫店にて

頭が混乱しかしませんでした。なぜ?、どうして?、は?、嘘だろ、とぐらいしか。しかも、マスターからもlineが来ていました。彼が亡くなったらしいと。彼の携帯のロックを解除するのに日数がたっていたため絶望しかありませんでした。マスターの店に行き、詳細を確認しましたが必要以上のことは書いてなかったそうです。俺は酒を飲んで自分の感情を爆発させることしか考えてませんでした。脳が素直になることを拒否していたので。店なのに号泣するわけではないですが、泣き止まない変な客だっただろうという評価だと思います。それからはかえって舎弟の人たちに聞いてもらってました。

 

⑬0時過ぎに

話を聞いてもらっている中マスターから新たな連絡が来ました。葬儀の日程でした。私は表面上はネット上の関係のため特に何もきてません。最後に会いたかったため感謝し、参列することを伝えました。たくさん迷惑をかけた舎弟の方々に感謝し、寝ました。本当にありがとうございました。

 

⑭参列

急なことであったため、いろいろ整えました。整え切れていなかったかもしれません。わかりません。彼と会うために早めに家を出て、会場につきました。少人数でした。親族と会社関係の方だけだったと思います。わかりません。名前と住所を書いていたら、親族の方に声をかけられ、ネットつながりの人であることを伝えました。どう思われたかわかりません。しかし、お見舞いに来てくれた人であることは彼から伝わっていたようでそれはよかったと思いました。いろいろ話を聞いて、彼の集めていたもの、彼の最後の姿を見れてこれてよかったなと。そこで初めて知る彼のことに、もう少し聞いておけばよかったなと後悔をしたことも覚えてます。

 

⑮終わり

式も終わり、見送った後少し心は軽くなりました。完全に癒えたとまではいかないですし、ふとした瞬間彼のことを思い出してしまうこともあります。頑張って少しずつ飲み込んで、こんな複雑な関係もあったんだなと思えるようになりたいです。

 

マスターの店へ少し飲みにいくペースは下がるかもしれませんが(下がらないかもしれませんが)よい出会いに会えるよう飲めるかぎり飲んでいきたいなと思います。

 

長文失礼しました。もし読んでいただいたのなら幸いです。